<都内小劇場演劇人口・観劇人口>

2012年『演劇という名の武器』朝のまど氏のブログより抜粋

※当ブログは現在閉鎖されています。
当時、都内小劇場においてプロデューサーを名乗っていた方(多分、長谷川の一つか二つ歳下)で、演劇は医療に使うことができる、みたいなことをよく発信されていたのが印象的でした。
ブログの方が閉鎖されておりましたので、当時ページをコピーして保存していた文章から引用させていただきます。

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皆さん、東京にはいくつ劇団があると思いますか(2009年時点で)?

答えは約1880個です。(2009年9月のcorich登録数 ※fringe調べ)

実はこちらの調査団体のfringeですが2009年までは登録団体数を調査していたのですが、なぜか2010年からは情報が更新されなくなってしまったので、現在の登録数は分かりません。ということで2012年の劇団数を過去データから推測。2007年、2008年、2009年の調査だと毎回約300団体の増加が見られます。

なのでまぁ実に簡単な推測ですが2010、2011、2012年でもこの調子で増加していったとすると、現在では

1880+(300×3)=2780 団体が登録されていることになります。

また、corich(小劇場で主に利用されている演劇ポータルサイト)に登録されていない団体が仮に50団体につき1団体存在すると、それを含めた東京都の全劇団数は

2780+(2780÷50)≒2835団体となります。

では、これを元に東京にいる演劇人の規模を推測してみましょう。

2835団体のうち

①9割が小劇場に多い『主宰+少人数の役者』という構成で5人程度からなり
②また残りに0.7割が演劇界の中~上クラスの階級に位置する『主宰+中人数の役者』という構成で10人程度からなり
③最後の0.3割が株式会社として成立している『主宰+大人数の役者+スタッフ』という構成で50人程度からなると仮定する。

この推測から(ちなみに上で行ったのはフェルミ推定といわれるれっきとした数学的な計算法でけ、け、け、け、決してあてずっぽうではあ、あ、あ、あ、ありません汗汗汗)東京都の演劇人口を求めると

(2835×0.9×5)+(2835×0.07×10)+(2835×0.03×50)=12750+1980+4252=18982人

以上の計算から東京都の演劇人口は約19000人になります!

1人の演劇人が連れてくるお客さんの8割が同じ演劇人であり、残りの2割が非演劇人のお客さんだとすると演劇の観客人口は

19000+((19000×0.2)=22800人になります。

(なお、今回は小劇場の劇団が観客としてマーケ対象にしている集団を求めるという計算式の都合上、演劇評論家、劇場スタッフといった第二次演劇人口は計算には含めず、観客と直接関わることの多い主宰、俳優、劇団スタッフだけに限定させていただきました。この点をご指摘して下さったコメンテーターの方に感謝いたします。)

さて、この人数は一体どれほどのものなのでしょうか?

これは東京都の人口の約0.17%でしかなく、また東京ドームの1回分の収容人数の約4割でしかありません。

何が言いたいかというと、圧倒的にパイが小さい!とにかく小さい!マーケティング的にはほぼ絶望的なマーケ規模です。映画の収容人数はヒット作で50万、漫画も100万部、それに比べると2万というこの少なさがご理解いただけるかと思います。

2012年『演劇という名の武器』朝のまど氏のブログより抜粋

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