【今宵の演助飯#5】僕が演出助手を仕事にした理由

今宵の演助飯

▼文字起こし▼

手が小道具作業で汚い

今日は作業のため稽古場近くに泊まるので

色々諦めて外食

僕は掘り返すと暗い話しか出てこないのですがすいません
(先に謝罪)

元々学生の時に役者をやっていて

当時の同期と喧嘩して反骨精神から脚本演出をはじめ

主宰公演が311の震災にど被りし

主宰としての行動がなにひとつ取れなくて

避難した大学の教室で津波の映像を眺め

なんて無力なんだ自分

って思い

現場で責任が取れる人間に自分はならなければならないと思いました

それから外現場にアルバイトしながら

ギャラもほぼ貰わず狂ったように経験を積みたくて入りまくりました

そんなこんなで

バカでかい商業現場にも飛び入りさせて頂き

見事に病んで自殺未遂に至ります

そのタイミングで僕にとって大変な害であった

両親とも縁を切ります
(家族のはなしはまた別で動画つくります)

そうして、文字通り僕は一人になりました

そんな中で選べる仕事もやりたいと思える仕事も

演劇しかなかった

だから

どんなにキツくてもこれで食えなきゃ人生後がない

それで死に物狂いで今日までやってきました

選択肢が僕にはこれしかなかったから

覚悟が決まってたから続けてこれたのかもしれません

それでは稽古場に戻って作業します

今日の稽古場で食べる時間がなかったおにぎりでした


舞台製作団体BMG代表の長谷川です。

今宵の演助飯、ということで、深夜に自炊をしながら舞台の演出助手の生活や考え・伝えたいことなどを動画にしていきます。

舞台の仕事や、演出助手という職業に興味を持っていただけたら、ぜひホームページをご覧ください!
http://bmg-web.com/

あなたと一緒にお仕事をできる日を心より楽しみにしています。
あなたに素敵な作品を届けられるように日々をがんばります。

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