公演の物販で脚本を売るには|当日運営の物販と、戯曲本(文庫)という選択肢

演劇の図解ライブラリ

公演の物販で脚本を売るには|当日運営の物販と、戯曲本(文庫)という選択肢

公演の物販というと、ブロマイドやポスターを思い浮かべる方が多いと思います。でも、そこに脚本(台本)を本にして並べる公演もあるんです📚

📝 この記事で分かること

  • 物販は、当日運営の中のどんな仕事なのか
  • 物販に脚本を並べるとき、先に考えておくこと
  • 公演が終わってからも脚本を買ってもらう形

物販は「当日運営」のセクションのひとつ

まずは物販がどこの仕事なのか、から。Xで公開した図解をこちらにも置いておきます👇

舞台演劇の当日運営って何者?
舞台演劇の当日運営って何者?

当日運営は、主に4セクションに分かれています。

  • ロビー運営 … チケットもぎり、ロビー・場内でのお客様誘導など。お客様が劇場に入ってから着席するまでの導線を整える。最近だと特典のお渡しなどの業務も多い
  • 票券 … 券売状況をまとめて当日券の販売や関係者の座席を整える。ロビーに窓口を設けてお客様の対応を行う
  • 物販 … 公演グッズの販売を行う
  • 楽屋 … 当日運営の中に入るか入らないかは諸説あり。小劇場関係だと、スタッフのお弁当の用意やケータリングのケアなどで、楽屋回りの業務も含まれる場合がある

「当日制作」という呼び名もありますが、「当日運営」「ロビー運営」などの方が意味としては正しいです。現場や会社によって名称やすみ分けは変わってくるので、そこは注意してくださいね。

あわせて読みたい

【図解】演劇をつくるスタッフまとめ|クレジットに載っている「この人何者?」を解説

公演パンフレットのスタッフクレジットを見て「この役職、何をする人なんだろう?」と思ったことはありませんか? Xで6,500いいね以上をいただいた図解…

はせがわ

小劇場などでは、この4つを全部含めて「当日運営」と呼ばれる場合が多いです。商業演劇などでは、4つの担当が分かれて独立している場合が多いんです💡

物販は「小さなお店」を劇場に出す仕事です

物販は、販売準備や商品整理、レジの立ち上げなど、小売店のような対応ができるように、資材の持ち込みなども必要になる場合があります。

劇場に入る前には、たとえばこんなことを確認しておきます。

  • そもそも物販があるかどうか
  • 何を売るのか、準備物は何か(ブロマイド・ポスターなど/劇場での封入・仕分け作業の有無/OPP袋などの事前準備物)
  • 集計・管理用の精算表
  • 掲示用のポップ(各種物販の画像付きのポップと、グッズ名と金額が箇条書きになったグッズリスト)

公演期間に入ると、開場前に在庫整理や釣り銭の準備をして、開場中・終演後に販売します。

目指すのは、売れる物販、誤差が出ない物販です💡

物販に脚本を並べるという選択肢

物販に並べるものは、グッズだけとは限りません。上演した脚本を本にして売るという形もあります。

僕たちBMGが運営しているSHOW劇文庫では、脚本を文庫の形に製本しています。これまでの取引実績は31件を突破しました!用途は、物販用の依頼がいちばん多いです。

脚本を物販にするときに先に考えておくこと

いつまでに頼むか

⚠️ 到着までの目安を先に確認

SHOW劇文庫の場合、ご入金完了から製品到着まで最短1〜2週間です。配送日時の指定は、ご希望の日時の最低2週間前までのご依頼が目安です。劇場へ直接配送することもできます。

本は、刷ってすぐ手元に届くものではありません。

物販に並べたい日から逆算して、早めに相談を始めておくと安心です。

何冊用意するか

物販は、在庫の整理まで含めて物販の仕事です。冊数を決めるときは、劇場で売る分と、終わったあとの在庫のことも一緒に考えておくと安心です。

作業終了後に、製本した脚本を追加で手配することもできます。

公演が終わってからも買える形

劇場の物販は、公演期間が終わると閉じてしまいます。

そこでもうひとつの形がWEB販売です。SHOW劇文庫では、受注生産で売るWEB販売用のページの作成も代行しています。

「劇場に来られなかった人にも読んでもらえる」のが、WEB販売のいいところです✨

劇場で手に取ってもらうなら物販、公演のあとも届けるならWEB販売。どちらの形もあります!

まとめ

  • 当日運営は主にロビー運営・票券・物販・楽屋の4セクション(楽屋は入るかどうか諸説あり)
  • 物販は、劇場に小さなお店を出すような仕事。目指すのは売れる物販、誤差が出ない物販
  • 物販に脚本を本にして並べるという選択肢もある
  • 頼むなら並べたい日から逆算して早めに。到着の目安と、日時指定の締め切りを先に確認しておく
  • WEB販売なら、公演が終わったあとも、劇場に来られなかった人に読んでもらえる

物販のテーブルに脚本が1冊あるだけで、作品が劇場の外まで続いていきます。次の公演で物販の話が出たら、選択肢のひとつとして思い出してもらえたらうれしいです😊

脚本の文庫化・WEB販売の仕様や流れは、SHOW劇文庫のページにまとめています。

SHOW劇文庫|脚本の文庫化・WEB販売

関連リンク

もっと知りたい方へ

X @BMG_Hasegawa|演劇の図解を週2本ペースで公開中

演劇の図解を週2本ペースで公開中

香盤表の見方、スタッフの役割、現場で飛び交う用語。「知らないと困る」を1枚の図解にしてXで出しています。フォローで毎週届きます。

演劇相談所|演劇を仕事にする道筋を個別に相談できます

「これ誰に聞けばいいの?」を相談できる

演劇を仕事にしたいけれど道筋が分からない。今の現場での悩みを相談したい。そんなときのための個別相談の窓口です。

関連記事