【演劇用語】こけら落とし|新しい劇場の最初の公演のこと

演劇用語辞典

【演劇用語】こけら落とし|新しい劇場の最初の公演

読み方

こけらおとし

一言でいうと

新しく建てた(または大きく改修した)劇場で、最初におこなわれる公演のことです。

詳しい意味

こけら落としの現場は、劇場側にとっても初めての本番です。通常の公演よりも確認事項が多くなります。

「こけら」の語源は諸説あります。木を削ったときに出る木くず・木片を指す言葉で、建物の完成後に屋根や足場に残った木くずを払い落として初めて完成とする——そこから「こけら落とし」と呼ばれるようになった、という説が外部の情報として紹介されることが多いようです。

漢字にすると「杮(こけら)」ですが、見た目がよく似た「柿(かき)」とは別の字です(杮はつくりの縦棒が上から下まで一本で貫いており、柿は「亠」+「巾」)。フォントによっては区別がつきにくいため、実務ではひらがなで書くのが無難です。

現場での使われ方

  • 「あそこの劇場、来年こけら落としだって」
  • 「こけら落とし公演のスタッフに入ってる」

関連用語

  • 奈落── 舞台の真下の空間
  • 【マチネ・ソワレ】── 昼公演・夜公演

ひとこと

劇場にとって一度きりの節目ということもあり、こけら落としと聞くだけで少し気が引き締まります。


関連リンク

もっと知りたい方へ

X @BMG_Hasegawa|演劇の図解を週2本ペースで公開中

演劇の図解を週2本ペースで公開中

香盤表の見方、スタッフの役割、現場で飛び交う用語。「知らないと困る」を1枚の図解にしてXで出しています。フォローで毎週届きます。

舞台演劇テンプレ集|香盤表・スケジュール表などすぐ使える書式

資料をゼロから作る時間をなくす

香盤表・転換表・小道具表・場当たり進行表・稽古スケジュール。現役の演出助手が実際に現場で使っている書式を、そのまま使える形にまとめました。

演劇相談所|演劇を仕事にする道筋を個別に相談できます

「これ誰に聞けばいいの?」を解消する

演劇を仕事にしたいけれど道筋が分からない。今の現場での悩みを相談したい。そんなときのための個別相談の窓口です。

関連記事