PR:この記事にはアフィリエイトリンクを含みます。紹介しているのは、演出助手として実際に読んで勉強してきた書籍です。
「演出助手になりたいのですが、今のうちに何を勉強しておけばいいですか?」
演出助手には資格試験がないので、勉強といっても何から手をつければいいのか分かりづらいですよね😅
実績がなくて現場に行けない時期が、いちばんもどかしいですよね。でもその期間にやれることは、ちゃんとあります。
📝 この記事で分かること
- 現場に入れる実績がない時期にできる勉強の進め方
- 舞台・照明・音響・制作、それぞれの分野で読んでおきたい本
- 稽古場に入れるようになってから見るべきポイント
基本は「本で読む → 観劇で確かめる」の往復
最初のころは実績がなくて、現場に行けることも少ないと思います。そんな時期にこそおすすめなのが、これです👇
- 書籍で知識を蓄えておく
- 劇場に観劇に行ったときに、その知識を確認してみる
本で読む → 劇場で確かめる。この往復がいちばん効きます。
本を読んだだけだと、どうしても言葉の丸暗記で止まります。逆に、知識がないまま劇場に行っても、目の前で起きていることの意味が分かりません。読んでから見ると、両方が一気につながります。
読んでおきたい本(分野別)
演出助手の業務には、テクニカルスタッフとの連絡ややり取りが必ず入ってきます。自分がその分野の専門家になる必要はありませんが、相手が何をしている人なのかが分かるだけで、やり取りの精度が変わります。
なので、舞台・照明・音響・制作と、分野をまたいで読んでおくのがおすすめです!
演出助手の業務には、テクニカルスタッフとの連絡・やり取りが稽古中も劇場入り後も入ってきます。舞台監督の仕事の流れが分かっていると、このやり取りがぐっと楽になるんですよね✨
舞台(舞台監督)
舞台監督読本 舞台はこうしてつくられる
現役の大ベテランの舞台監督の皆様が、実際の舞台監督の業務や、どのように進めているのか、どういった資料を作っているのか、使っているのか、どういう風に物事を考えているのか、といったことをまとめてくださっている、とても面白い本です。
最初に読むと、もしかしたら専門的すぎてとっつきにくいかもしれません。でも、この本の内容が理解できるようになってくると、かなり現場に感覚が近づいてくると思います!
ザ・スタッフ:舞台監督の仕事
こちらは少し古い書籍になるので、昨今の業務内容とは少し異なる点があるかもしれません。ただ、人力やアナログでの舞台機構、仕掛けなど、舞台表現の基礎的な仕組みが学べる書籍になっています。
舞台スタッフのみなさんと会話をするときに、読んでおくだけで「あっ、このことかな……?」と思えるところがかなりあります。少し厚めの本ですが、おすすめです😊
照明
舞台の基礎からDMX、ムービングまで ステージ・舞台照明入門
照明の基礎的な事項がほとんど網羅されています。どういう仕組みで照明が機能しているのか。どんなふうに業務を進めているのか。本当に参考になります💡
ステージ&舞台 照明マニュアル ~エンターテインメントに必須! 進化を遂げる「光の効果」
こちらは、照明の効果がどういうものなのか、という点も扱っている書籍です。機材の説明も細かく載っているので、もう一段階レベルを上げて知識をつけたい方におすすめ!
音響
PA入門 三訂版 基礎が身に付くPAの教科書
PAがどういう仕事か、そして何より「音」というものがどういうものなのかが専門的に解説されています。音響の仕事が何を扱っているのかを知るには、とても良い本だと思います。
少し専門的すぎるところもあるので、すべてを理解しようとすると大変かもしれません😅自分がどこを専門的に扱うのか、どこに興味があるのかに合わせて読み進めると、すごく力になる本です。
制作・主催・プロデューサー
演劇は仕事になるのか? 演劇の経済的側面とその未来(米屋尚子 著)
この本は、僕のバイブルです📖何度読み返したかわかりません。
ただ、この本に関しては、社会や業界、経済といったかなり引きの視点から演劇を見たときの考えや現状の分析、という内容になります。
制作・主催・プロデューサーを目指す方にはぜひ一度手に取ってほしい本です。演劇を仕事にする。その1点を深く考えることができる本です。上記の職種に限らず、演劇を仕事にしたいと思っている方には、なにかしらヒントが得られると思います。
劇場に行ったら、客席をぐるっと一周してみる
観劇に行ったときにやってほしいことがあります。客席を一周することです。
そのとき見るのは、この3つです👀
- 音響・照明のブース
- 吊ってある音響・照明
- 舞台セット
これを分析してから観劇するだけで、学びが全然違います!「あの本に書いてあったのはこれか」がその場で起きるんですよね。
⚠️ ひとつだけ気をつけてほしいこと
客席を見て回るときは、他のお客様やスタッフさんの迷惑にならない範囲で。ここは大前提です。開演前の落ち着いた時間に、さっと見る程度で十分学べます。
※他のお客様やスタッフさんの迷惑にならないよう気をつけてください。ここは大前提です⚠️
稽古場に入れるようになったら見るべきもの
現場に入れるようになったら、いよいよ次の段階です。スタッフさんが、
- どういう資料を
- 何のために
使っているかを理解するようにしてみてください。Excelなのか、Wordなのか、パワポなのか。そして、その用途は何なのか。
人の仕事の流れが分かると、先読みして段取りを組みやすくなります。 これは演出助手の中核である稽古進行管理に直結する部分です(詳しくは演出助手は何に対してギャラをもらっているのか)。
根っこにあるのは「疑問を持つ」こと
ここまで書いた勉強法、実は全部ひとつの姿勢につながっています。
実際の現場での仕事にも通じることですが、常にいろいろなことに “疑問を持つ” ことが大事です。
持った疑問をひとつずつ解消する努力を積み重ねていくと、知識と経験が自然と増えていきます。逆に言うと、疑問を持たずに現場に立っていると、何年やっても増えていかないんですよね。
本を読むのも、客席を一周するのも、スタッフさんの資料を見るのも、根っこは全部「なんでこうなってるんだろう?」です😊
疑問を持たずに現場に立っていると、何年やっても増えていかないんです。逆に言えば、疑問さえ持てれば現場そのものが教材になります。
まとめ
- 現場に入れない時期は、書籍で知識を蓄える → 観劇で確認するの往復
- 分野は舞台・照明・音響・制作をまたいで。相手の仕事が分かるとやり取りが変わる
- 劇場では客席を一周して、ブース・吊り物・セットを見る(迷惑にならない範囲で)
- 稽古場では「誰がどんな資料を、何のために使っているか」を見る
- 根っこは常に疑問を持つこと
現場に入ることが決まったら、道具の準備は演出助手が実際に使っている道具11選でどうぞ。
そして、実際に稽古が始まると必要になるのが香盤表やスケジュール表です。僕が現場で使っている書式はテンプレートにしてあるので、最初の1本で困ったときに使ってみてください!

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