読み方
ばあたり
一言でいうと
劇場に入ってから行う稽古のことです。稽古場では確かめられなかったことを、本番を事故なく迎えられるように、ひとつずつ確認していきます。
詳しい意味
場当たりは、稽古場で稽古してきた内容を、劇場で確かめる時間です。実際の美術セットや照明・音響・映像の中で、衣装を着てヘアメイクもして、お客さんの前で上演するときと同じ形で確認していきます。
稽古場と劇場では、広さや段差、建っている美術セットが違うことがほとんどです。特に照明は、劇場に入らないと本番どおりにはできません💡
確認することは、大きく分けると次のようなものです。
- キャストの出ハケ(舞台への出入り)や立ち位置
- 転換(場面に合わせてセットなどを入れ替えること)
- 照明・音響・映像とのタイミングや見え方
- 衣装やヘアメイクの早替え
- 舞台全体の安全
演出家が思い描いている効果が、ちゃんと舞台の上で生まれているか。これも大事な確認です。
場当たりで特に時間をかけるのは、事故につながりそうなところと、作品にとって大事な場面です。それ以外は、場面をまとめて通すときやゲネプロで見られれば大丈夫なこともあります。
安心に安全に作品が上演できるように!カンパニー全員で稽古してきたことを一つずつ確認します💡
場当たりはいつやるの?ゲネプロとの違い
稽古場での稽古の終盤から初日までは、こんな順番で進むことが多いです。
- 通し稽古(稽古場で、最初から最後まで通す)
- 劇場入り・仕込み(美術セットや照明・音響などを劇場に組む)
- 明かりづくり(照明さんが、本番の明かりを作っていく)
- 場当たり(劇場で、ひとつずつ確認していく)
- ゲネプロ(本番と同じように通してみる)
- 初日
場当たりとゲネプロは、どちらも劇場で行いますが、目的がまったく違うんです!
場当たりはひとつずつ確認していく時間です。ゲネプロは、場当たりで確認したことをふまえて、本番と同じように最初から通してみる時間です。
現場での使われ方
現場では、場当たりを進行することを「場当たりを回す」と言います。
場当たり全体を回す(進行する)のは演出助手で、舞台の上で実際に起きることを管理するのは舞台監督、という分け方が多いです。ただ、小劇場まわりでは進行表がないこともあり、その場合は場当たりの進行そのものを舞台監督が担うこともあります。
どの場面で何を、どの順番で確認するかは、「場当たり進行表」という資料にまとめておくことが多いです。
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ひとこと
僕も演出助手を始めたばかりの頃は、場当たりが怖すぎて、いつも泣いていました😢 失敗しては直してを繰り返して、今では場当たりが楽しくなりました!
誰でも最初はできないので、安心してくださいね。劇場で「場当たり」と聞いたら、みんなで本番に向けてひとつずつ確かめている時間なんだな、と思い出してもらえたらうれしいです😊
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